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独り残った死神ダリル。
「あれ…?なんだ二人とも死んだのかぁ。」
ダリルは二人が飛び降りた窓から外を覗いてそう言う。
その時、背後に人影を感じた。
「ん…?お、ラウ!」
ダリルが独りでいたのもほんの一瞬。
気付くと、死神ラウと……人間…。
「グフッ!…て事は参戦者か?」
もちろんダリルの声が聞こえない宗司は問い掛けに答える事もせず、浦賀が投げ捨てたデスノートを拾う。
「参戦者みたいだけどいっか…。」
落ちていたノートを拾った事により今度はダリルの声が聞こえ、宗司は声の方を向いた。
「死神か…」
「そのデスノートの元持ち主だ。
じゃ、そのノートの最後のページを開いてくれ。」
「…?」
とりあえず言われた通りに宗司はページを開く。
「そこに数字が書いてあるだろ?そこに電話するんだ。」
「…電話?」
普通に考えればその行為は危険があった。
だが、宗司にしてみればこれも予想の範囲内。
電話と言う手段までは考えていなかったが、何かしらの連絡を取ることは予想していた。
そして言われた通り、そこに書かれていた番号に宗司は電話をする。
「……おめでとう。君は偉大な力を手に入れたのだ。」
電話が繋がると、そう男の声が聞こえた。
少し歳だろうか。
若さの感じられない声でもあった。
「おめでとう…か。
いや……残念だけど。ここで終わりだ。」
そう宗司が反応すると、見知らぬ電話の相手は少し沈黙する。
「…そうか。参戦者か。」
その沈黙の間に理解したのか、そう言って返してきた。
「そうだ。…どうやら話が早く済みそうだな。」
で、本題に入るが……あんたが全て裏で操っていたんだろ?」
「んー…もう少し説明を願おうか?」
電話の相手は宗司に質問の真意を伺いだした。
「このデスノートの本当の持ち主はお前。
だから、浦賀が死んでも参戦者敗北の知らせは無い。
あと、女子高生二人も藤吾も……そして浦賀までも操っていたんだろ?」
「なるほど。……半分正解だが、半分は違う。」
「半分?」
「そう。
デスノートの本当の持ち主は私だ。
だが、私は誰一人として操っていない。」
…!?
操ってはいない…?
すべてをデスノートで操り、浦賀も勝つためのコマの一人だと思っていたが……。
最初は浦賀がゴーストだと思っていた。
だが、藤吾や浦賀の行動を見てゴーストらしさを感じられないでいた。
浦賀からは臆病と言うものを感じたが、藤吾を前の女子高生達のように足手まといになったらすぐ捨てると言う事をしなかった。
だから浦賀の裏に本当のゴーストがいると感じ始めた。
案の定こうして接触する事が出来たが……読みが甘かったか…?
「どうせ、これで私の戦いは終わるんだ。なら全て教えてあげよう。」
page.66「首相」へ続く・・・
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